聖夜に舞い降りた天使

アンジュのワンピースを優しく脱がすと
まるで人形のような、と表現したくなるようなほっそりとした華奢な身体が露わになった。





「あまり、見ないで……」


アンジュが毛布を惹き寄せようと手を掛ける。


「なんで?」


「私の身体、貧弱でしょ。
自信がないの……」





落ち込んだように肩を落とすアンジュの耳元に唇を寄せ、囁く。





「アンジュの身体、すごく綺麗だ……」


「嘘」


囁いた耳から顔を背けるように言ったアンジュの顎を捉え、こちらを向かせる。










「嘘じゃない。

本当に、綺麗だ……」










雪のように白く陶器のように滑らかな肌、
美しさと儚さをもった華奢な身体は

誰かを守ってあげたいという、
初めての感情を僕に起こさせた……








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