これは絶対に恋じゃない


…なんか、いいな…。

こういう人なら、今度は信じられるかも。


そう考えた瞬間、ふいに頭をよぎったのは思い出したくもない“アイツ”の笑顔。


…って、私、何でアイツのこと思い出してんの!?


今日は、加恵からきたあのLINEからなぜか昔のことを思い出す。


…私は、もう忘れたいの…忘れたいのに!!



「…?凜ちゃん、どうかした?急に黙り込んで…もしかして、オレ、なんか気に障るようなこと言っちゃった…?」


「…あ、ううん!!そんなことないよ!本当になんでもないの。ちょっとボーッとしてただけで。あはは…大丈夫だから」



心配そうに声をかけてくれた広瀬くんの言葉にハッと我に返った。


とりあえず、笑ってごまかしてみたけど、はたして上手く笑えていただろうか。








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