砂~限りある時間のなかで~
それは病気のことを言ってるのは何秒か経って分かった。



「それは…」


「迷惑だって思ってたの?」

「そうじゃないよ。」

「心配かけたくなかったから?」


「…。」 

「ごめん。しんどいのに責めて。言ってくれればいいのに。」

「ごめんね。」

「いいよ。1人で抱え込んでたの?」
「ナナセにしか話してないよ
。」

「あぁ、友達。」

深田くんは私の頭を優しく撫でてくれた。

「何かあったら、俺に言って。」

キュン。


なんかドキドキする。

さっき見せた悲しい表情から、優しい表情に変わった。


「なんか…深田くんって、温かいね。」

「えっ?」

深田くんは頬をピンクに染めて、私のほっぺをムニュっと掴んだ。


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