ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】
「ずっとこの意味が分からなかった。ただ分かるのは、この国で海といえば南にある。陽が沈むのは西、月が昇るのは東。
方位が出てくることは分かったけど、それ以上のことは分からなかった」
翔太は「そういうことか」と顔をあげた。
「つまりその歌が封印の順番なんだな」
あたしは「おそらくは」と頷いた。
「じゃあ、魔界から守る結界と、封印の順番は別の形で伝えられてきたってことか?」
「多分そう。昔話の中に隠して魔界の存在を伝えてきたのだから、順番もきっと何かに隠して伝えられているはず。でもこれ以外に方位や順番が出てくるものって思いつかない」
ほとんど推測でしかない。決定的な何かがあるわけではない。
だけど胸騒ぎがしてたまらない。
「ということは、この歌を理解すれば分かるのね?」
「きっと、そうだと思う」
あたしの頷きに雅人が考え出した。顎を擦りながら眉間には皺が寄っている。
「歌の最後の部分、人と空が交わるっていうところがよく分かんねえな。なあ由良、どういうことだ?」
あたしも必死に考えながら、ぽつり、ぽつりと言葉にしていく。
ぼんやりとして捕らえようのない思考をひちつずつ言葉にした途端、それは突然輪郭を持って現れるような感覚がした。
まるで、視界が開けていくような。
「"人"は北から南に移動する。太陽や月なんか"空"が動くのは東西。それが交わるところっていうのは、つまり、中央」
「それなら順番はこうね。
北、南、西、東、中央」
それを聞いた翔太は目を見開いた。
「…それ、俺達が封印してきたこととちょうど逆じゃねえか」
美玲は目を見開き、雅人は震えながら問うた。問うたというより、確信した。
「じゃ、じゃあ、この国を魔界から守るための結界魔法の逆のことが起こるっつーことは…まさか…」
「…うん、そのまさかだよ」
そして最悪の言葉を告げた。
「魔界が攻めてくる」
あたしが言ったのと同時に空が不気味な赤色に包まれた。
方位が出てくることは分かったけど、それ以上のことは分からなかった」
翔太は「そういうことか」と顔をあげた。
「つまりその歌が封印の順番なんだな」
あたしは「おそらくは」と頷いた。
「じゃあ、魔界から守る結界と、封印の順番は別の形で伝えられてきたってことか?」
「多分そう。昔話の中に隠して魔界の存在を伝えてきたのだから、順番もきっと何かに隠して伝えられているはず。でもこれ以外に方位や順番が出てくるものって思いつかない」
ほとんど推測でしかない。決定的な何かがあるわけではない。
だけど胸騒ぎがしてたまらない。
「ということは、この歌を理解すれば分かるのね?」
「きっと、そうだと思う」
あたしの頷きに雅人が考え出した。顎を擦りながら眉間には皺が寄っている。
「歌の最後の部分、人と空が交わるっていうところがよく分かんねえな。なあ由良、どういうことだ?」
あたしも必死に考えながら、ぽつり、ぽつりと言葉にしていく。
ぼんやりとして捕らえようのない思考をひちつずつ言葉にした途端、それは突然輪郭を持って現れるような感覚がした。
まるで、視界が開けていくような。
「"人"は北から南に移動する。太陽や月なんか"空"が動くのは東西。それが交わるところっていうのは、つまり、中央」
「それなら順番はこうね。
北、南、西、東、中央」
それを聞いた翔太は目を見開いた。
「…それ、俺達が封印してきたこととちょうど逆じゃねえか」
美玲は目を見開き、雅人は震えながら問うた。問うたというより、確信した。
「じゃ、じゃあ、この国を魔界から守るための結界魔法の逆のことが起こるっつーことは…まさか…」
「…うん、そのまさかだよ」
そして最悪の言葉を告げた。
「魔界が攻めてくる」
あたしが言ったのと同時に空が不気味な赤色に包まれた。