最後の恋愛Ⅱ
しかし、私の心の中の葛藤を取り除くかのような一斉放火の視線が集まる。

私は一気に現実に戻った。

「隼人っ」

って、語尾にハートマークをつけての台詞。

あああ

やめてよぉ

もう、ここ仕事場なのよ?

遊んでるんじゃないんだからさぁ・・・

あ~もう、やってられない。

気まずさ顔を伏せる。

如月さんは、そんなことにはおかまいなしだ。

さっさと大麦の隣に歩み寄り、2つ湯飲みの乗ったトレーから自分の入れたお茶の入った湯飲みを大麦のデスクに置いた。

「じゃあ、まずは弥生のお茶からね。」

大麦の視線がちらりとこちらに流れてくる。

「ちゃんと審査してよ?」

その視線を遮るように身を乗り出して言う。

「分かった分かった。」

仕方ないってみたいに返事をすると、湯飲みを手に取って、口をつける。

何か・・・

何かそんな仕草さえもセクシーに見える私の目は、どうかしてるんだろうか。。

思わず視線を伏せる。

私の顔、赤くなってないだろうか・・ホント。。

私、もしや変態だな?
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