自惚れ男子の取説書【完】
「嘘…?嘘なんか言ってません。小田さんと私は、もう何も関係ないじゃないですか!小田さんの幸せを邪魔するつもりなんてありませんから、安心してください」
「俺の幸せだ?お前に…お前に何がわかんだよ。勝手に決めんな。どいつもこいつも…俺の事わかったように言うんじゃねぇ!」
「そうですね…えぇ、わかんない、わかんないですよ!小田さんほんと全然わっ…んな…!もうほっといて!何で私に構うんですか!助けたりしないで!」
溢れる感情と一緒に流れ落ちそうになった涙が視界が滲ませる。
そもそも私なんて無視すれば良かったのに。何で助けたりするのよ。
助けてくれた事実と、剥き出しの嫌悪に気持ちが追い付いていかない。