自惚れ男子の取説書【完】
「お前、ほんと予想通りだな」
唐突な言葉に意味がわからず、きょとんとする。予想通りって何が。
「色気のねぇ看護師」
喉でくくっと笑うと、片方の口角をくいっとあげた。
「なっ…!」
「予想通りパンツスタイルだし、化粧っけもないし。眉毛消えかかってんぞ」
小田さんの言葉に慌てて額のあたりを覆い隠す。きっと、さっき慌てて階段をかけ下りて汗をかいたせいだ。
「看護師に色気求めてどうするんですか!大体、今時パンツスタイルの方が多いんですよ。時代遅れです」