もう一つのダイヤモンド
二列に並んだ席は、時間とともに移動がはじまり、一時間も立つ頃には、片側の列には三大ハーレムができていた。

もちろん、澤田先生、早川先生、大下先生の周りに。

もう一列はというと、ハーレムが出来た分、院内の男女比率としてはまれな、男女半々程度の比率となっていた。

そして、私はその末席の幹事席にいた。左に希帆がいて、前とその横にはリハの男性スタッフ。希帆と一緒の部署の人達だから、私は話を聞く係 。

ときおり、ハーレムを見るが、ちょっとしたメンバー入れ替えが行われつつ、継続中。

隼人さんは、ちょっとよそ行きかもと思わせる笑顔で、コップを口に運んだところだった。

あそこに近づく勇気はないな。

これって、忘年会と同じだ。

遠くから見ていた頃…気になって見ていたのに、それを認めないようにしていた頃。
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