ご近所さん的恋事情
大きな口を開けて笑う男だけど、巷ではイケメンの部類に入る整った顔立ちだ。彼女がいても全然不思議ではないな…ワイシャツの袖をまくり、ネクタイを緩める姿は普通にカッコいい…瑠璃子は改めて、まじまじと渉を見て、分析した。


「渉くんの妹なんだよ。明るくて、元気が良くて、かわいい子でね。とにかくいい子!」


「あはは、店長。褒めすぎだって」


「そんなことないだろ?自慢の妹だろ?」


妹の葵もこの店によく来るから、店長もよく知っている。

「妹さんなんだ。きっとかわいい妹さんなんだろうね」


整った顔の渉の妹なら、かわいいだろうと安易に想像が出来た。


「うん、まあ、かわいいというか大事な妹だからね」


「いいなー。私もかわいい妹が欲しかったな」


瑠璃子は話ながらもキャベツを食べる手がまだ止まらない。前世はウサギだったのかと思うくらいの勢いで食べていく。



「瑠璃子さん、きょうだいは?」


「うるさい弟が1人」


瑠璃子には2歳年下の弟がいる。
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