『僕の思い、君の願い』
 

「何度くらいなのかな?」


 彼女は、僕が言う「温度」が気になっているようだった。


「君が感じている温度と同じに決まってるじゃないか?」


 僕は当たり前の答えを、彼女に返した。


「でも私が眠りながら感じているのは、多分、アッちゃんの体温なのよ?」


あれ…?


「そういえば、そうだよね?」


あれれ…?




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