続・生意気毒舌年下男子
『じゃぁねぇ、わざわざ、ありがとぅ』
鏡花さんは何故かアハハと笑いながら、電話を切った。
あたしも力に任せてドンッと受話器を置いた。
「幸来?」
「あ、お母さん。お帰り」
部屋に戻ろうとすると、お母さんが不思議そうな顔であたしを眺めていた。
「誰に電話していたの?
あと、受話器はもう少し優しく置きなさい」
「はーい、気を付けまーす。
雫の家に電話していたんだ。
怒っているつもりはなかったんだけどね」
「雫ちゃんに?
何でスマホでしなかったのよ」
「スマホ、部屋に置いてきたからね」
「……まぁ良いわ」
お母さんは納得していなかったみたいだけど、買い物袋をテーブルの上に置いた。
「そうだお母さん。
今日の夜ごはん、ナポリタン以外にしてくれる?」
「え?
幸来、ナポリタン好きじゃなかったっけ?」
「あたしは好きだよ。
だけど、二瑚は嫌いみたいだから」
「二瑚くん?
何で二瑚くんが出てくるのよ」
「今日、あたしの家でご飯食べるって約束したの。
だから今日は、二瑚の分も作ってね」
部屋に戻ろうとすると、お母さんに呼び止められた。