続・生意気毒舌年下男子
「二瑚くん来ているの?」
「うん。
ただ眠いみたいで、今はあたしの部屋で寝てる」
「あらそうなの」
部屋に戻ろうとし、再び呼び止められる。
あたし、何度部屋に戻ろうとしているんだろ。
「幸来。
二瑚くんナポリタン嫌いなの?」
「みたいだね」
お母さんは何故か首を傾げた。
「可笑しいわね」
「可笑しい?」
「この間二瑚くんがご飯食べに来た時、わたし二瑚くんに嫌いな食べ物やアレルギーはあるのか聞いたのよ。
でも二瑚くん、ナポリタンが嫌いなんて一言も言っていなかったわよ」
「言いづらかったんじゃないかしら?」
あたしは今度こそ部屋へ戻る。
お母さんが呼び止めることもなく、あたしは何回目かにしてようやく部屋に戻れた。
「二瑚…」
二瑚はベッドから降り、どこからか出した本を読んでいた。
顔色は相変わらず青白いけど、二瑚は普段と同じ感じだ。
「どうしたの、二瑚」
あたしは隣に座りこんだ。