TRIGGER!2
 外に出て、彩香は大きく伸びをする。


「迷ったら右、だとよ」
「何、それ?」


 キョトンとして、水島は聞き返す。


「さぁ・・・何だろうな」


 そう言って、彩香は道に停めてある単車に向かって歩き出した。
 ドアに違和感はなかったが、まだ携帯の電波が通じていない。
 という事は、ここはまだ『あっちの世界』だという事で。
 このまま単車でマンションに帰り、水島が帰ってきた事を峯口に報告しよう。
 そして、風間とジョージの帰りを待とう。
 彩香はそう決めた。
 ヘルメットを水島に渡して自分も単車にまたがり、エンジンをかけようとしたその時。
 ーードォォォ・・・ン!!
 と、建物の中で爆発が起きた。
 ビクリとして振り向くと、建物の一角から煙が上がっている。
 そこは、さっきいた部屋の左側のドアだった。


「良かったなぁ、右側で」


 そう呟いて、彩香は水島を乗せて、単車を走らせた。
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