鈍恋diary

9フレーム目…龍樹さんのストライクで、あたしはプレッシャーに潰れそうだった。

でも、貴史君が何も考えずに投げろとか言って…

余計なこと考えずに投げたら、ストライク取れてた。

10フレーム目、祐太さんが9本倒して、龍樹さんがカバー…3投目は祐太さんがストライク出して、龍樹さん祐太さんチームはトータル190。

「えっと…これって、際どい?」

貴史君はきっとストライク取る気がするけど…

重要なのって、その後のあたしの投球…だよね?

「史華が6本倒して最後スペアとれば同点…それ以上なら勝ちで、以下なら負けだな」

うぅ…めっちゃ責任重大。

「まぁ、俺がストライク取れなきゃその時点で負けだけど」

「あんたは取るでしょ?」

「外して気楽に投げさせてやりたい気もするけど、龍樹に負けんのは嫌だからな」

わざと外してくれた方が嬉しいけど、そんなことしないわよね…

「賭けてんのゲーム代だし、そんな深く考えなくていいって」

負けるの嫌とか言われた後に言われても…

「史華ちゃん、外してくれていいからな!」

「やです…アイツ根に持ちそうですから、頑張ります」

貴史君はストライク出してくれちゃうし、勝敗を賭けた1投に緊張でいっぱいいっぱい。

< 147 / 195 >

この作品をシェア

pagetop