鈍恋diary
9フレーム目…龍樹さんのストライクで、あたしはプレッシャーに潰れそうだった。
でも、貴史君が何も考えずに投げろとか言って…
余計なこと考えずに投げたら、ストライク取れてた。
10フレーム目、祐太さんが9本倒して、龍樹さんがカバー…3投目は祐太さんがストライク出して、龍樹さん祐太さんチームはトータル190。
「えっと…これって、際どい?」
貴史君はきっとストライク取る気がするけど…
重要なのって、その後のあたしの投球…だよね?
「史華が6本倒して最後スペアとれば同点…それ以上なら勝ちで、以下なら負けだな」
うぅ…めっちゃ責任重大。
「まぁ、俺がストライク取れなきゃその時点で負けだけど」
「あんたは取るでしょ?」
「外して気楽に投げさせてやりたい気もするけど、龍樹に負けんのは嫌だからな」
わざと外してくれた方が嬉しいけど、そんなことしないわよね…
「賭けてんのゲーム代だし、そんな深く考えなくていいって」
負けるの嫌とか言われた後に言われても…
「史華ちゃん、外してくれていいからな!」
「やです…アイツ根に持ちそうですから、頑張ります」
貴史君はストライク出してくれちゃうし、勝敗を賭けた1投に緊張でいっぱいいっぱい。