鈍恋diary
好きか嫌いかで聞かれたら、嫌いだと思うし…
コイツも同じだと思う。
一応知り合いだから、無視できないだけ…
「…だから、なんでそんな手握ってくんの?」
ギュッて握られたら、嫌でも気になるのに…ホント嫌がらせ?
それとも、勘違いさせたくてやってるとか?!
「落ち着くからって言ってんだろ?」
あたしは落ち着かないって言ったのに…
ホント身勝手なヤツ。
「…なんか寝そうだから、寝てたら起こせよ」
「はいはい…お好きにどうぞ」
「うん…好きにする」
こういう時は素直なんだ…
なんて思ってたら、何を思ったのか貴史君はあたしに凭れ掛かって来た。
あたしが言ったのはこういう意味じゃないのに…
なんかドキドキしちゃいそう。
男の子にこんなコトされたことないし、どうしていいかわからない。
しかも、相手は貴史君なのに…ドキドキしちゃうとか、あたし変だ。
身動きできなくなったあたしの心境なんて知りもないで、貴史君はあたしの肩に頭を預けてきた。