運び屋の受難

「お前が女に反論されてるの、初めて見た」

手塚さんが信じられないという様子で呟いた。

「でしょ? だから気に入ってんの」

頭をよしよしと撫でられる。こそばゆいような、恥ずかしいような感じ。

「ということでハルちゃん。また会おうね」

手塚くんとはもう会いたくないけど、とトオルさんは付け足した。

そして涼しい顔で店を出て行く。何をしに来たのだろうか。

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