運び屋の受難


「…トオルさん? なんで?」

私が否定した彼もトオルさんだった。
だけど私を人質にして呼び出せるような仲でもない。

そして、私の質問には誰も答えてくれなかった。

「会いたかったよ、トオル」

「俺は会いたくなかったけどね」

トオルさんの返事を聞き、遠山さんは銃を放った。
弾はトオルさんではなく私に向かってくる。頬をかすった。怖い。

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