もしも私がーcasket in cremtion。
(あの子、子供なのに髪が白い。染めてるのかな?カツラ?)
そんな事を考えていると靭のもとについた。
「圭子ちゃん何やってたの?」
――ムカっ!
「ぶつかってたの!」
「ぶつかってた?」
「そう!男の子にね。っていうか、エスコートするんじゃなかったの?一人だけ先に行っちゃって!」
嫌味を含んで言うと、靭は怪訝な顔をした。
「そんな子いた?」
「いたわよ!」
「そうかな……?」
一瞬訝しがって、靭は、まあ、良いや!と笑った。そして
「手ぇ繋ぐ?」と、手のひらを私に差し出した。
「は!?なんで!?」
また顔が赤くなるのを感じる。
それを気にしないのか、それとも私の反応を楽しがってるのか、靭はおどけるように言った。
「エスコート、でしょ?」
「い、いいわよ別に!」
「どっちのイイ?」
「いらないのイイです!」
そう言って走り出した私に、靭は
「あっ圭子ちゃん!右だよ、道。」
と言ってあっさり私を〝抜かして〟行った
(ああ!もう!こいつは幟呉以上にムカつく奴かもぉ~!)
*****
「ねえ」
道行く途中で、沈黙に耐え切れなくなった私は、切り出した。
「何?圭子ちゃん?」