もしも私がーcasket in cremtion。
――回想。
「圭子ちゃん!圭子ちゃん!」
私の名前を呼ぶ声が裏口らへんから聞こえて、裏口を見ると手を振っている靭がいた。
「靭!?どうしたの?」
「お弁当忘れてったよ。」
「ここではお弁当はいらないの!それはあんた達のお弁当!」
「ええ!?僕達の?良いの?」
「ハイ。昨日みたく、危うく火事になりそうだった!何てことにまたなって欲しくないですから!っていうか、ちゃんと三個あったでしょ?」
「わぁ~い!圭子ちゃん、ありがと!」
「聞いてる?人の話。」
(……明らかに聞いてないな、嫌味攻撃撃沈)
「立花さん、どなたですか?」
そんな会話をしていると、矢崎さんが裏口から顔を出した。
ちょうど、ゴミ出しに行くところだったみたい。
「あっ!矢崎さん!すいません、すぐ帰しますので。」
私が謝ると、私の後ろから
「矢崎さん?下の名前なんていうの?」
靭が話に加わってきた。
「菊之です。」
「菊之ちゃんかぁ、名前通り可愛いね!」
そう言われた菊之ちゃんは〝まあ〟とぱあっと表情が明るくなり、満面の笑みを靭に向けた。。
「ありがとうございます。お名前なんていうんですか?」
「靭!」
「靭さんですかぁ、それで立花さ、いえ、圭子ちゃんとはどういった……あ!もしかして、圭子ちゃんを探してたっていうお兄さん?」
「はい!そうで~す。」
(ええ!?何?何の話!?)