もしも私がーcasket in cremtion。
片瀬総合病院の202号室、そのドアの前に私達はいる。
ここまでは難無く来たけど、もしかしたら敵が罠を張っているかも知れない。
私達は目を合わせるとコクリと頷いた。
中に入るのは私だけ。
緊張が走る。ドアノブを強く握った。
「福崗さん!」
そこには、変わらない姿の福崗さんがいた。
「圭子ちゃん!?」
「福崗さん!!」
思わず私は福崗さんの所に走りよって泣きついた。
「あらあら、どうしたの?」
そう言いながら福崗さんは私の肩をポンポンと叩いて微笑んでくれた。
「生きてたんだねっ!良かった!」
「ふふっ、私はそう簡単には死なないわよ。」
その言葉を聞いて、私は松谷さんと矢城さんを思い出していた。
私が殺した……。
そんな私の顔を見て、福崗さんは寂しそうな表情をした。
「あの二人のこと?」
「え?」
「警部と矢城、死んじゃったんだってね。」
「福崗さん……」
「圭子ちゃんがそんな顔することないのよ。悪いのは私よ。不様よね、あの二人を助けられなかったどころか、あの化け物を一発もぶん殴れなかったなんて。」
「ち、違うよ!」
「圭子ちゃん?」
自然と涙がこみ上げてきた。私が殺しちゃったんだ……どうして、あんなことしちゃったの!?
「わっ悪いのはっ……私、なんです……私なの!」
「圭子ちゃん?」