ライ・チョコレート


 ビターチョコレートを、口に運ぶ。ミルクチョコレートなんかとは比べ物にならないくらい、苦い味。大人のバレンタインデーは、これが似合う。

 ホワイトデーのお返しは貰えるかしら。もしも貰えるのなら、言わなくちゃ。可能性は、とても少ないだろうけれど。

 子供っぽいかも、しれないけど。





 ――あたし、苦いのは大嫌いよ、と。







 ライ・チョコレート END

< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:15

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ストックホルム・シンドローム
紫鶴/著

総文字数/25,737

ホラー・オカルト50ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
監禁された少女と、 少女を監禁した青年 時が経つにつれ、 芽生えていくものは、 本当の愛か、狂恋か――。 「…好きだよ。愛してる」 ーStockholm Syndromeー 2015/03/17〜2015/04/04 狂愛サスペンスホラー。 レビューお礼 藍里まめさん
虚無たちの葬失
紫鶴/著

総文字数/12,537

ミステリー・サスペンス13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
不可解な ニヒリストの少女の死 彼らは 虚無主義というには 若すぎた
君色キャンバス
紫鶴/著

総文字数/155,783

青春・友情274ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『…どうして君は… 不幸の中で笑えるの…?』 今、君に問いかける 私をもう一度、笑わせてほしい… ❀ ❀ ❀ あるトラウマにより、感情が消えた少女 紗波は、笑う事を諦めていた。 「私は二度と…笑えない」 絵だけを描いて過ごす、無意味な日々。 そんなある日、中庭で『悪魔』と 謳われる不良の流岡 祐輝に出会う。 「俺が久岡を、笑わせてやる」 暗い美術室の中で、そう言った祐輝。 その日から、紗波の毎日が変わる。 ❀ ❀ ❀ ——もしも、私の闇色のキャンバスが、 明るい君色に染まったなら… 私はもう一度…笑えるのだろうか +*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+–+*゚。*。゚*+ 2014.1.18. begin*。 2014.4.7.end…。* 物語の中には、大きな仕掛けが二つ *三人称小説* 素敵なレビュー、 ありがとうございます! ファスナーさん・にゃっとさん のらいぬさん・高梨 りぃなさん 藍里まめさん・熊川なおたかさん ten_taiyoさん (小六女子の妄想です)

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop