sunflower
「春、行くぞ。」
誰が何を言っても、春は反応をしない。
動こうとしない。
バチンッ
春の頬を、瑞穂が平手打ちした。
「和は死んじゃいない!
早く病院に行くぞ。」
瑞穂はそう言って春の腕を引っ張る。
いつになく、瑞穂は頼もしい。
私達は、タクシーに乗って
和が運ばれた病院に向かった。
病院に着くと、和のお母さんがいた。
「和ー!!私を一人にしないでぇ!!!」
和のお母さんは、椅子に座って大声で泣いていた。
「俺は・・俺は・・・!!!」
「春!しっかりして!!
さっき瑞穂に殴られてわかんなかったの!?
春までどうかしちゃだめでしょ!!?
子どもみたいに泣いてないで、
早くお母さんを慰めなさい。」
由香の説教。
まるで瑞穂みたいだ。
春は涙を拭い、和のお母さんの隣に座って
何かを話している。