僕が彼女にチョコを貰えなかった理由
私の誕生日には、わざわざプレゼントを持ってきてくれたけど、忙しい総一郎はすぐに帰ってしまった。



総一郎の誕生日は、一度目の山場だったらしく、祝う必要は無いと言われた。



クリスマスは、キリスト教でもない私たちがなぜクリスマスを祝うのか正論だけど正しくない総一郎と軽く口論になりかけた。



一年記念なんて、考えてた私が馬鹿みたいで、何も言わなかった。




でも、でも・・・・今年のバレンタインは土曜日だから、もしかしたらちょっとは会えるかも?


そんな淡い期待をして、電話したのにやっぱり無理だった。




ぽたぽたと涙が落ちる。




総一郎の為に買った赤い箱が涙でにじむ。




私の誕生日以来、3ヶ月近く会っていない。



最後に会った時だって、1時間もなかった。




大学が夏休みで、私にかなり時間の余裕があった時は良かった。



デートだってしたし、うちにご飯を食べに来てくれた事もあった。


でも・・・・もうそんなこと何ヶ月も無い。


もう、駄目なのかな?




会えない不安からネガティブなことばかり考えてしまう。



そんな思いを断ち切る様にフルフルと首を振って、涙を拭いた。




会いに行こう!



次の日は日曜日だし、ちょっとくらい遅くなっても大丈夫!!



チョコ渡して、顔見て、帰って来よう。


そうすれば、きっとこんな不安どっかいっちゃうはずだ!



そう自分に言い聞かせて、布団に入った。
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