コトノハの園で
けれど、僕の想像以上に周りに助けられていた事実を思い知ったり、ショックな事実を突き付けられたわりに案外平気でいられたのは、深町さんのおかげだ。
彼女の口から出る言葉は、僕を傷付けまいと必死で、そんなことを感じてしまうと、落ち込んでもいられないと強くいられた。
好きだと、僕に告げた深町さんを、当初完全には信じられなかった。
けれど、彼女の行動を思い返す時間はあればあるほど、僕は自惚れすぎなんじゃないかと転げまわりたくなるくらいに……。
紅茶のことも。
なんて考えてしまうのは、見当違いだろうか。
深町さんは優しい人だから、そこは分け隔てない対応をするかもしれないけれど。
けれど、と思ってしまう。
嘘をつくことは、僕に……もしかしたら、自身にも平常心を与えるため?
深町さんは言ったんだ。
自分はこんなだと。
その時の姿の端々には、いつもは見ない感情が溢れていた。
だから、そうだと思った。
そして、これは間違いないことのひとつ――深町さんは、実は熱い人だ。常に冷静であれと心がけてはいるようだけれど、まだまだ甘い。
イブの日も、僕が知らないほとんどの時間も、本人さえ気付いていない時も、それは漏れ出していたんだろう。
そんな一生懸命な人の、何に怒ったり、疑うことができるだろうか。
だから、