姫と不良と幼馴染みと

再会

さわやかな春の陽射しに一面のシロツメグサ。

そんな中で私達は永遠の愛を誓いあった。

「…めの…ちゃ」

心地よい優しい声がする。

「ひめの…ちゃ…」

その声は次第に大きくなっていって…

「姫乃ちゃん！」

ついには私の目の前にまできた。

「なぁーに？優くん」

私がそう言うと、優くんは天使のような笑みを浮かべて…

「はい！姫乃ちゃんのために、これ作ったの！！」

小さな手を差し出してくる。

その手にはシロツメグサの花で作られた小さな指輪がおかれていて。

「僕、姫乃ちゃんと結婚するの。僕と一緒に結婚してくれる？」

「…もちろん！姫乃はずーっと優くんのものだよ。」

そう言い合って優しいキスを交わした。