姫と不良と幼馴染みと
…ジリリリリリリリリリリ

「ん…。」

心地よく布団の中で眠っていた私を目覚まし時計君は容赦なく叩き起こした。



…そういえば久しぶりに昔の夢をみたな。

「優くんかぁー」

私の親の仕事の関係で引っ越しをするようになった時からすっかり疎遠になってしまった男の子だ。

もしかすると、いよいよ今日だからこんな夢をみたのかもしれない。


< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop