それでもお前と出逢えて本当によかった。

―あれから数日―

「海おはよ」

いうもどうり席つくと隣からの声。

南条のものだ。

あの席替えの翌日、俺から話しかけると思った以上に話し込んでしまった。

そこで気づいたこと。

南条は話してみるととても無邪気で可愛いらしい。

そしていい意味で天然。

悪い意味でバカ、だ。

やはり、人は見かけによらない。

見た目なんか不良だもんな…。

しかもばりばりの…。
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