ねぇ、どうして君は【Second】
「あ、そうだ一之瀬。この資料、まとめといてくれる?」
「えっ…あ。…はい、わかりました」
他の人にも頼めるのに、わざわざ桜に頼む俺は余程バカなやつだろう。
少しでも彼女と関わっていたいと思ってしまう。
昨日は振られて落ち込んだけど、諦める気なんてさらさらない。
今、同じ会社にいるのが最後のチャンスな気がする。
どちらかでもこの会社からいなくなれば、今度こそもう会えない。
そう俺の勘が働いていた。