今宵、月が愛でる物語
その約束から1年。


学年が上がるのとともに臨時だった先生は担任じゃなくなった。


そして…産休が明けた進藤先生が復帰したことで、先生は学校を去った。


『タイミングよく他校の臨時で入ることになった』


そう、聞かされた。


『同じ高校じゃないのなら』


そう期待したけれど、けっこう真面目な先生には通用しなかった。

『いい子にしてろよ』

ただそう一言残し、くしゃりと笑顔を見せて行ってしまった。


それでも…この気持ちは消えなかった。


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