インフィニティ(仮)
スルトは氷を砕き、外にでた。


スルトの体が変形していく。

右手は氷で覆われ鎌のような形になった。羽はもぎとられ…
地面に落ち、そこから炎と氷の羽が2翼づつ生え変わった。


「進化してる…。この短時間で…。」



落ちた羽からはもう一匹のスルトが生まれた。



右側は凍える大地。左側は灼熱の大地。

異様な光景だ。


その境目は水蒸気が盛んに出ている。


一瞬で雨雲が現れ嵐に変わった。


スルトは右手を振り巨大な氷弾を飛ばしてきた。


その無数の氷弾は僕らをとらえる。


…ダメだ!こんなの避けれない!


僕の右手は勝手に動き、剣で氷弾を弾き返した。


「……剣?」


ー恭!後ろ!ー


はっとなり後ろを振り向くと、いつの間にか後ろにいたスルトの左手が近づいていた。


とっさに剣でガードしたスルトの左手は僕を攻撃しようとしたのでなく、《掴もうとしていた》


な…何しようとしたんだろう…。


いや…そんな事より、さっき弥生の声が聞こえた。


「弥生!弥生なの!?」


返事は返ってこない。

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