インフィニティ(仮)
けどこの剣は弥生が死ぬ直前に持っていたものだ。


…ならこの剣の名は。


「フォルセティ…。」


僕の右手が光り、剣が伸びた。

スルトの腕を弾く。

そして右手の石の赤みが少し薄くなった。


…さっきまではまるで反応がなかったのに…。


僕は嫌な事を考えた。

…もしかしたらヴィジョンは人の魂をエネルギーにして動いてるんじゃないかって…。



突然僕の横の空間がパックリ開いた。


「こっちだ。」

「清十郎君!」



次元の狭間から清十郎君が顔を出した。

僕は狭間に向かう。
スルトは氷弾を投げた。


僕は昴君を抱えて滑り込み、何とかかわした。



…逃げ込んだ場所は暗い廃墟みたい。

辺りは暗くてよく見えない。


「くう…。」

清十郎は肩を押さえ苦しそうにしていた。

肩には幅6cmほどの氷の塊が刺さっている。


「だ、大丈夫?」


「…問題ない。」


発した言葉とは裏腹にとても悲痛な顔をしている…。



「行くぞ。」


「ど、どこに?」


「榊より先にエッダを手に入れるんだ。」


それを聞いて僕はビックリした。

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