幼なじみ
涙なんて出なかった

ただ
眠る凪沙を目に写すだけ


「交通事故だって。
ただ、ほんのちょっと頭を打っただけなのに…
こんなに簡単に…死んじゃった…。」


凪沙の母親が力無く呟いた

“交通事故”…?



そんなのドラマだけでいいそんなのどうでもいい

凪沙を返して…


あの笑顔が

温もりが


目の前に凪沙がいるのに

こんなにも
遠いよ



遠すぎるよ
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