ハナミツ





……見られたのか、知られたのかわからないが
知っている。






「…構いませんよ。」



ポケットのキーケースを握りしめおれは返事をした。



誰にも渡すつもりは無い。
そうたとえ、蓮花の家族にも。














<綾瀬目線おわり>
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