君がくれた約束[続編]
そう言って母親は笑う。
少しずつでいい。
シュウとの事を認めて貰う為には、私がちゃんとしなきゃいけないんだ。
「私、仕事探すね」
「大丈夫なの?」
「いい年して、いつまでも親に甘えてたら恥ずかしいでしょ?」
「そうね。頑張りなさい。でも、こっちで探しなさい。お父さんもお母さんも心配だから」
「…うん」
本当は東京に行きたい。
シュウの傍に居たい。
でも…これ以上心配かけられないよね。
病院で目を覚ました時の、両親の顔が目に浮かぶ。
シュウは…私が東京に行かなくても、大丈夫だよね?
その日の夜、早速シュウに電話をした。
「はい」
「もしもし、シュウ?」
「…倫子さん?」
「そう。これ私の新しい番号だから登録してて?」
「うん」
母親との会話を思い浮かべながら、私はシュウに聞く。
「シュウは…今東京に住んでるの?」
「うん。倫子さんは?」
「実家だよ。滋賀なんだ」
「ふーん。東京には戻らないの?」
「…とりあえずこっちで仕事探すつもり」
シュウは何て言う?
東京に来いって言ってくれる?