君がくれた約束[続編]
「すみません。今日東京に遊びに行ってたんですけど、新幹線で眠ってしまいまして、最終便も出てしまいました」
「どうするんだ?」
「こちらで宿をとって、明日お返しします。」
「分かった。明日は絶対帰るように、倫子に」
「はい」
秀司は電話を切って私に渡した。
もっとお父さんと揉めるかと思った…。
「じゃあ行こうぜ?」
「何処に?」
「さぁ。とりあえず泊まれそうな所でも探すか」
秀司は何ともない顔をして歩いて行く。
「やだ!」
シュウ以外の男と泊まる訳にはいかない!
「やだって言っても、寒いのにどうするんだよ?」
「……」
「ほら、行くぞ?」
私は仕方なく秀司の後に着いて行く。
「ねぇ、部屋は別々だよね?」
「今日、金使い過ぎたし、明日帰る切符も買わないといけないから無理だよ。てか、お前一万くらい持ってんだろ?」
「えっ?」
私は急いで鞄の中から財布を取り出して確認する。
「ちょうど一万…」
「それ、ホテル代な」
「え?」
「切符代は俺が出すから」
仕方ないよね。私も寝過ごしたんだもん。
鞄の中で携帯がチカチカ光っている。