この恋を叶えてはいけない
定時を過ぎたところで、仕事も急ぎのものはなかったので今日は上がることにした。
とにかく不動産屋に行かないと……。
「お先失礼します!」
一言社内に声をかけて、一番に会社を出た。
なんか久々だな…定時に帰るの。
そう思いながら、とりあえず会社の近くの不動産屋を見てまわることにした。
条件は今の住んでいるところとほぼ同じ。
だけどどうせ新しい場所に住むなら、もう少し会社に近いところにしよう。
そう思い、会社の最寄駅を重点に、
そこから数駅の範囲で検索をかけてもらうことにした。
「このあたりですね」
「ありがとうございます!」
いくつか資料を手渡され、鞄にしまった。
内見は、今日は遅いのでできなくて
後日、休みの日にでも来てくれという。
あとはじっくり家で見ようと、不動産屋を出た。