この恋を叶えてはいけない
 
「俺らは、みんなK大の4年!
 一応、内定はもらってるから、将来安泰だよー」


巴と一緒に幹事を務めている佑真さんが言った。

4年生か。
ということは、あたしよりも3つ上。


それを切り出しに、男子メンバーが自己紹介を始めて行った。

だけど思えば男は3人しか来ていなくて、どうやらもう一人は遅れてくるらしい。


そのあと、女子メンバーの自己紹介に。


「早見唯香です」

「唯香ちゃん?超可愛いね!」


間髪入れずに絡んできた一人。
それにたいして、愛想笑いで返すと、次の巴へバトンを回した。



合コンというノリは、どうも得意じゃない。

だけど一応は常識とか備わっているから、場を壊すようなことはしない。


あたしはお酒をすすめながら、みんなの話す話題に相槌を打ったり笑顔で対応したりしていた。
 
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