*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
「風邪もう大丈夫?」
なんて、思っていることとは全く違うセリフを言ってしまった。
「あ。うん。もう大丈夫やで」
「なら良かった……」
……って、だからぁー!
何が良いんだ!
何が!!
あああああああ……。
何やってんの!
わたしのアホ!
こんなことが言いたいわけじゃないのに。
自己嫌悪に陥りつつ、スカートの上で拳をギュッと握り締めた。
そしてまた沈黙。
ああ……。
もう呼吸すら意識しないとできないぐらい苦しい。
ふたりの緊張がピークに達しようとしたその時……
目の前で起こった出来事に、わたし達はまた同時に口を開いてしまった。
「あぶない!!」
なんて、思っていることとは全く違うセリフを言ってしまった。
「あ。うん。もう大丈夫やで」
「なら良かった……」
……って、だからぁー!
何が良いんだ!
何が!!
あああああああ……。
何やってんの!
わたしのアホ!
こんなことが言いたいわけじゃないのに。
自己嫌悪に陥りつつ、スカートの上で拳をギュッと握り締めた。
そしてまた沈黙。
ああ……。
もう呼吸すら意識しないとできないぐらい苦しい。
ふたりの緊張がピークに達しようとしたその時……
目の前で起こった出来事に、わたし達はまた同時に口を開いてしまった。
「あぶない!!」