*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
シィ君はダルそうに、チャーハンを少しずつ口に入れながら答えている。
わたしはさっきからシィ君の答えに心の中でいちいちつっこみを入れては、一言一句聞き逃すまいと、耳に全神経を集中させている。
だって、シィ君の情報をゲットできるまたとないチャンスなんだもん。
「結果出ました! ずばりシィがはまりやすいタイプは……」
ジャーンって感じで、カナコちゃんがうれしそうに、雑誌をシィ君に向ける。
シィ君の好きなタイプってどんな女の子なんだろう。
結果が気になって、ドキドキしてきた。
「『小悪魔タイプ』でーす!!」
えっ?
小……悪魔……?
「えーとね。『あなたは、小悪魔のようなちょっとわがままな女の子に惹かれる傾向があります。振り回されて喜びを感じるタイプです』やって」
そう言ってカナコちゃんは「ぷぷ」って含み笑いをした。
「ハ・ハ・ハ……」
一方シィ君は、目を細めて、“どうでもいい”って感じの乾いた笑いをしていた。
なるほど……。
小悪魔か……。
小悪魔……。
なんか微妙にショックだぁ。
だって、わたしのキャラとは全く違うもん。
……なんて。
勝手に落ち込んでいたら、パチンッて感じでシィ君と目が合ってしまった。
わたしはさっきからシィ君の答えに心の中でいちいちつっこみを入れては、一言一句聞き逃すまいと、耳に全神経を集中させている。
だって、シィ君の情報をゲットできるまたとないチャンスなんだもん。
「結果出ました! ずばりシィがはまりやすいタイプは……」
ジャーンって感じで、カナコちゃんがうれしそうに、雑誌をシィ君に向ける。
シィ君の好きなタイプってどんな女の子なんだろう。
結果が気になって、ドキドキしてきた。
「『小悪魔タイプ』でーす!!」
えっ?
小……悪魔……?
「えーとね。『あなたは、小悪魔のようなちょっとわがままな女の子に惹かれる傾向があります。振り回されて喜びを感じるタイプです』やって」
そう言ってカナコちゃんは「ぷぷ」って含み笑いをした。
「ハ・ハ・ハ……」
一方シィ君は、目を細めて、“どうでもいい”って感じの乾いた笑いをしていた。
なるほど……。
小悪魔か……。
小悪魔……。
なんか微妙にショックだぁ。
だって、わたしのキャラとは全く違うもん。
……なんて。
勝手に落ち込んでいたら、パチンッて感じでシィ君と目が合ってしまった。