俺様副社長に捕まりました。
「はぁ~~疲れた~~」
ダブルベッドに腰を下ろしパンプスを脱ぐとそのまま後ろに身体を倒し
大きく背伸びをした。
一度目を閉じたがこのまま目を閉じたままだと絶対眠ってしまいそうだった。
でも素敵なドレスを着ているのに思いっきり背伸びしたまま眠る自分を想像したら
かなり恥ずかしいってことに気がつき、寝るならお風呂入って着替えてだよね!と
ぱっと目を開けたが・・・・・

「うわっ!」目を開けると天井じゃなく水沢さんの顔があった。
「そんなに驚くことないんじゃないの?」
ため息混じりに顔をあげると同時に私は飛び起きベッドの上に正座をした。

「疲れたな・・・・」
「うん・・そうだね」
「まさかあんな展開になるとは思わなかったし・・・」
「そうだね・・・・」
ホテルにいるせいなのか・・・・今座っている場所がベッドの上だからなのか
はたまたベッドの上でドレスアップした二人が座っているからなのか
とにかくパーティーとは違う緊張が走っていた。

よく見ると水沢さんはネクタイを緩め、シャツの一番上をボタンを外し
片方の足は曲げもう片方の足はベッドの外に投げ出した状態で片方の腕に重心をかけ
私を見つめていた。
かなりかっこいんですけど・・・・・色っぽいんですけど・・・・
なーんて思っていた時だった

< 173 / 185 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop