君と僕等を、繋ぐ線。
そわそわして待っていると、ワタシたちの番が回ってきた。
待ちに待った、桜沢悠斗との対面。
既に何社かの取材を受け終わっていた彼は、少し疲れている様だった。
「上川出版の北村です」
「畑田です。 よろしくお願いします」
北村さんに続き、挨拶をしながら桜沢悠斗に名詞を差し出すと、彼はそれに目を通す事なく、北村さんとワタシの名詞を重ね合わせてテーブルに置いた。
「・・・・・・・・・・・・よろしくお願いします」
桜沢悠斗に、笑顔はない。
取材にノリ気ではない事が、誰の目から見ても分かる。