君と僕等を、繋ぐ線。
頭を掻き毟りながら、何となく秋と桜沢悠斗の対談記事に再度目を通す。
・・・・・・・・・・・・・。
秋の何気ない言葉に、何故か目が止まった。
・・・・・・・・・・・・・・もしも、ワタシが秋だったなら。
パソコンのキーボードを叩き、頭に浮かぶありとあらゆる可能性を試す。
違う。 これでもない。 コレも違う。
これでもかとキーボードに文字を打ち込んでいると
「・・・・・・・・・・・・・・あった」
それらしいモノを見つけた時には、すっかり夜は明けていて、なんなら早出の社員が出社してくる時間になっていた。