最後の恋にしたいから
だけど、これがここにあるっていうことは、二人は別れたってことなんだろう。
それならどうして、課長は今でも指輪をとっているんだろか。
課長に元カノがいたって不思議はないけど、ここまでハッキリ分かると動揺を隠しきれない。
とにかく、片付けようとハガキを集めると、その中の一枚が偶然目に入った。
それは桜の写真付きのハガキで、どうやら彼女が撮ったものらしく、下の余白に『またタイに呼んでね。早く祐真の奥さんになりたい。沙希』と書かれていた。
「サキ?なに、これ……」
呆然としながら表面を見るとエアメールになっていて、消印が去年の4月になっている。
「ということは、祐真さんがタイに赴任中の話じゃない」
じゃあこの写真は、その頃のものなのかもしれない。
だけどそれはそうとして、この沙希さんて人とは今どうなっているんだろう。
結婚を意識していた感じだし、この指輪は婚約指輪の可能性もある。
ざっと確認すると、手紙やハガキは全て彼女から送られたもので、写真も全て二人で写っているものばかりだ。
こんなに大事にしまってあるなんて、課長は沙希さんに未練があるというの?
偶然見つけてしまった課長の『過去』に、ただ放心するしかなかった。
それならどうして、課長は今でも指輪をとっているんだろか。
課長に元カノがいたって不思議はないけど、ここまでハッキリ分かると動揺を隠しきれない。
とにかく、片付けようとハガキを集めると、その中の一枚が偶然目に入った。
それは桜の写真付きのハガキで、どうやら彼女が撮ったものらしく、下の余白に『またタイに呼んでね。早く祐真の奥さんになりたい。沙希』と書かれていた。
「サキ?なに、これ……」
呆然としながら表面を見るとエアメールになっていて、消印が去年の4月になっている。
「ということは、祐真さんがタイに赴任中の話じゃない」
じゃあこの写真は、その頃のものなのかもしれない。
だけどそれはそうとして、この沙希さんて人とは今どうなっているんだろう。
結婚を意識していた感じだし、この指輪は婚約指輪の可能性もある。
ざっと確認すると、手紙やハガキは全て彼女から送られたもので、写真も全て二人で写っているものばかりだ。
こんなに大事にしまってあるなんて、課長は沙希さんに未練があるというの?
偶然見つけてしまった課長の『過去』に、ただ放心するしかなかった。