小宮の隣・俺のモラル

「…っはぁ…っ…ん。」

「由希…可愛い……。」

こんなに、余裕のない顔を見せるのは、俺だけって思っていいんだよな?

「悠っ……好き……っんん!」

「俺の方が好きだよ…っ…ずっと、由希と付き合えたらって…思ってたから、今すげー幸せ。」

悠は、俺を愛おしそうに見つめる。
愛撫は、どんどん深く、激しく…でも優しい。

「あっ…!悠…早く…いきたい…!」

「だーめ。今日は、じっくりするって言ったろ?」

そして意地悪だ。
こんなに、悠に攻められ続けると身体がもたない…。

「あぁっ…ん!…やっ…いくっ!!」

「…ん。」

俺の全部をしぼり取られてしまいそうだ。

「由希?まだまだ、これからだ…!もっと、可愛い声も聞かせて。可愛い顔も全部見せて。」

「悠…そんなに…焦んなよ…!」

「今までの分…取り返すんだよ。覚悟しろよ?俺は、貪欲だぞ?」

「っつ!!…っふぁ…ん!」


こうして俺たちの夜は、まだまだ続いていく。


小宮の隣には俺がいて、俺のモラルは、小宮が解いてくれる。


「「大好きだ。」」
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