小宮の隣・俺のモラル
酔っ払っているせいで、会話も弾む。
「小宮ぁ!お前は、モテるんだからもったいねーよ!」
左手に頬を乗せ、右手にはビールを持つ。
一瞬目を見開いたが、俺から視線を外し言った。
「はぁ?モテねーし!…好きな奴に好かれないと意味ねーから。」
「そんな悲しそうな顔するなよ!俺まで悲しくなるだろー!」
そんなこんなで、2人とも千鳥足だ。もう時計は2時を回っている。
「由希ー!まだ付き合え!俺んちで飲むぞっ!」
ここから数分歩けば小宮のマンションがあるらしい。
終電も無いし、朝まで泊めてもらうのもありだと思い、酔っ払い2人で家で飲み直すことにした。
「さー!我が家へようこそ!」
リビングに入るなり俺はソファに横になる。
「小宮!ビール!」
「はいはーい!」
フラフラの足で小宮は冷蔵庫へ向い、ビールを2本持って戻ってくる。
「なんか、人を家に呼ぶと大学生に戻ったみてーだな!……っわあ!!!」
ードサッー
身体に走る衝撃が痛みということがわかる。