サイコーに幸せなお姫様。


仕事あがり。携帯にはメールが一件届いていた。



テルヨから。



一一一一一一一一一一一一一一一

今日も瀬名さんに会いたいのでアパートで待ってますね。(^-^)ご飯作って待ってます。何か先約があった場合はそっちを優先して下さい!私は待ってますからー♪
o(^-^)o

一一一一一一一一一一一一一一一


……昨日俺が散々言ったから言うとおりにはしてくれてるけどやっぱりこの文面は確実に…気を使ってる。



「…俺の考えをおしつけすぎかなー?」



ため息をつきながらメールを打ち返す。



一一一一一一一一一一一一一一一
今、仕事終わりました。すぐに帰るから待っててね。
一一一一一一一一一一一一一一一



ね…テルヨ…。



きっと君は知らない。
俺は不安なんだ。



本当に俺のこと…好きで告白をオッケーしてくれたの?



断りにくいとかじゃなくて?過去の恋愛にトラウマを持ってしまっているなら俺が変えてあげたい。



もっと甘えてほしいのに。
もっとワガママ言ってほしい。



たくさん喧嘩もしてなお達みたいにそのたびに仲直りして愛情を深めていきたいんだよ…?



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