隣の席の苦手なキミと




「ふぇ……っ…」




案の定、白崎は泣いていた。



チラリと見えた白崎の涙。



それはとても綺麗で一瞬ドキリとしてしまった。



「辛いか?」




気づいたら俺は白崎を抱きしめていた。



抱きしめた白崎の身体はとても華奢で少しでも力を入れてしまえば、折れそうだった。




そして、俺は白崎をカフェに連れて行く。


なんとなく、もう少し一緒に居たかったから。



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