隣の席の苦手なキミと




そんなぁ、教えてくれないの?



そして、返事なんて、そんなのはもう決まってる。




「こんな私でよければ、よろしくお願いします…っ!」



私がそう言うと会津くんに頭を撫でられる。




「っ、おまえでいいんじゃなくて、おまえがいいんだよ。バーカ。」



優しくそう言われ、ドキドキする。




「ありがとう…」




好き。やっぱ私は会津くんが大好きなようだ。



「本当…可愛いやつ……」




会津くんはそう言って、私を優しく抱きしめたのだった。




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