隣の席の苦手なキミと



せ、きがえ……最悪だ。会津くんと隣になれる確率はほとんどゼロに等しい。



ショックで俯いてると会津くんはクスリと笑った。



「バーカ。離れても気持ちは変わんねーよ。」



小声でそう言ってくれて嬉しくなる。



そうだよね…!離れたって変わらないよ!



気を取り直してクジを引きに行く。



「えっと、3番…」



廊下側の一番後ろだ。



今は窓側の一番後ろ。私、隅の一番後ろを引く確率高いなぁ……



そんなことを思いながら会津くんの元へと行く。



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