隣の席の苦手なキミと



「あと、浜村。」



浜村くんを指差す会津くん。



「こ、今度はなんだよ……」



「優香のこと気安く名前で呼ばないでくれるか?正直ムカつく。」



するとまた浜村くんはため息をつく。



「はぁ、わかったよ。白崎さん、これでいいだろ?ったく、嫉妬深いと嫌われるぞ。」



「優香にだけだ。」



会津くんのその言葉に胸がきゅんとなる。


「会津くん……大好き…」



「俺もだよ。」



頭を撫でられる。



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